| 湘南国際村アカデミア(第3回) |
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| 環境再生と日本経済 〜循環型社会への道しるべ〜 |
| 開催日 |
2005年2月26日(土) |
| 場 所 |
地球環境戦略研究機関 第1会議室 |
| テーマ |
「環境再生と日本経済 〜循環型社会への道しるべ〜」 |
| 共 催 |
湘南国際村10周年事業実行委員会、
財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) |
| 参加者 |
113名 |
| 講 師 |
三橋規宏氏
(経済・環境ジャーナリスト/千葉商科大学政策情報学部教授) |
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講師プロフィール
1964 年、慶應義塾大学経済学部卒。日本経済新聞社に入社。ロンドン支局長、
日経ビジネス編集長などを歴任後、 89 年に科学技術部長に就任し、環境問題の
研究に乗り出す。国連大学が提唱したゼロエミッション運動の推進者の一人とし
て活躍、 2001 年 4 月に第1回ゼロエミッション賞を受賞した。また、97年1月に
経済人の環境 NGO 「環境を考える経済人の会 21 ( B-LIFE21) 」を立ち上げ、経済
人と環境 NGO/NPO との交流を促進する一方、慶應義塾大学SFC、立命館大学、早稲田
大学、千葉商科大学などの大学に環境講座を開設し、経営者と学生との直接対話に道
を開くなど独自の立場から実践活動を続けている。 最新刊は「環境再生と日本経済」 (岩波新書)。 |
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| セミナーの概要 |
湘南国際村開村 10 周年を記念し、本年度は 3 回シリーズでお送りしてきた
「湘南国際村アカデミア」の最終回です。今回は地球環境戦略研究機関 (IGES)
の理事であり、経済・環境ジャーナリストの三橋規宏氏を講師に招き「環境再生と
日本経済〜循環型社会への道しるべ〜」をテーマに開催しました。 会場 に集ま
った参加者は、長年ジャーナリストとして活動された経験を踏まえ、事例紹介を
交えながら温暖化をはじめとする地球環境問題を解説する三橋氏の講演に聞き入りました。
●地球温暖化による環境変化
20 世紀における人口増加と経済成長によって引き起こされた、現在の地球環境問題のさまざまな現象の中で
、最大のものとして温暖化問題をあげていました。 そしてアメリカのペンタゴン報告を紹介しながら、温暖化によ
る世界的な気候変動として、海流の変化が起こり、ヨーロッパやアメリカの一部が急速に寒冷化する可能性があるこ
とを説明しました。そして、温暖化の脅威に対応していくための京都議定書発効の意義についての解説しました。
●地球限界時代における経済領域
これまでのような経済成長を見直すためには私たちの生活の満足度についても考える必要がありますが、三橋氏は自然満
足度曲線という新しい概念を提起し、環境許容限度を超えてまで自然を過剰消費すると、これまでとは違い、生活の満足度は
低下する傾向にあることをわかりやすく解説しました。
持続可能性について身近な問題として理解することができ、今までの生活スタイルを見直し、改める必要性を感じました。
●ストック活用のサービス経済
環境と経済の両立した社会システムをいかに構築していくべきか、そのためにいかに大量生産から適正生産のシステムへと
移行できるか、こうした課題について三橋氏は、キャノンやリコーで導入されているセル生産方式を紹介し、、今後の生産シ
ステムのあり方を提示しました。さらに、製品を次々とつくり出すフロー重視ではなく、既存品をいかに上手に使っていくかと
いうストック重視のビジネスがこれから成長していくと述べ、具体的には、修理、リフォーム、中古市場、そしてエネルギー節
約のためのコンサルタント業務をおこなう ESCO事業などのビジネス分野をあげていました。
●将来の望ましい姿を描く
今後の日本のあり方を考えるには、まず将来の望ましい姿を描き、それに近づけるために何をすべきかを考える
「バックキャスティング」という予測方法の必要性を指摘しました。 そして「省エネ」「省資源」「脱化石燃料」
「脱有害物質」「自然の再生」「景観の維持・復元」「生活満足度の向上」といった望ましい姿を実現させることを
目的として行政政策のあり方を考えたり、民間部門でいえば、このような分野で新たなビジネスチャンスがますます
生まれてくるであろうと述べていました。
90 分という限られた時間でしたが、多種多様な地球環境問題について、その全体像をわかりやすく理解することができた貴重な機会となりました。
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