ねらい
人類文化遺産の殿堂とされてきた「ミュージアム」は、21世紀を迎えて、世界各地で激しい嵐に見舞われている。採算性の向上、地域社会との調和、次世代教育への、保存・調査機能の充実、アートの変貌、グローバリゼーションの進展、さらには文化遺産に対する暴力行為や自然災害への対策など、かつてなかったほど多面的な挑戦と要請を受けている。
これに対しミュージアムはそれぞれ、こうした環境のなかで知恵を絞り、その存続のみならず、休むことのない発展をも目指している。2004年に、欧米の主要美術館長と、日本の主要美術館長、美術行政担当者、研究者、ジャーナリストらを集めて開いた「第1回ミュージアム・サミット―文化の継承と創造―」の、極めて啓蒙的な成果をふまえ、かながわ学術研究交流財団と日本経済新聞社は、蓑豊・金沢21世紀美術館長の総監修のもと、2006年1月に、再度欧米の主要館長を招聘して第2回サミットを開催する。世界各地の美術館が今直面する課題を語り合い、情報を共有し、ともに未来を切り開く道を探りたい。
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