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 シルクロード文化交流セミナー(2005年度)

 シルクロード〜土器と陶器の世界〜
開催日 2005年11月27日(日)、12月4日(日)、11日(日)、18日(日)
各回14時30分〜16時
場 所 湘南国際村センター・ルミエール
協 力 平山郁夫シルクロード美術館
参加者 第1回:41名、第2回:31名、第3回:33名、第4回25人 延べ130名
セミナー風景1

 プログラム

○第1回「彩文土器、そしてインダス文明を考える」
 堀 晄氏(ほりあきら・古代オリエント博物館研究部長)
 出土した印章などに残されたインダス文字について、「言葉を表すための文字ではなく、 苦行者(行者)が、一般市民に信仰のよりどころとして与えた呪文・護符である」と堀先生。イ ンダス文字と他の古代文字とを比較し、インダス文字にしか見られない特徴を挙げながら、 「インダス文字」の新説を講義されました。これまでにない内容であったため、参加者は刺激を受けたようです。

○第2回「釉薬陶器」
 石田 恵子氏(古代オリエント博物館研究員)
 釉薬陶器の特徴や変遷、用途、また、西アジアで発祥した釉薬陶器が、中国、日本へ伝播、発展する過程について。 今回のテーマに因んで、土器の話もありました。年表や分析表、窯の断面図などの資料が充実した解りやすい内容で あり、陶器の変遷を通して、東西の文化交流を考える講義となりました。

○第3回「陶磁器に描かれた絵画、絵画に描かれた陶磁器」
 勝木 言一郎氏(東京文化財研究所美術部主任研究官)
 中国の伝統的モチーフにみる吉祥図案について。平=瓶(発音が同じ)であることから、 「平安如意」を表す図には瓶の絵が用いられている、というように、中国では縁起をかついだ図案(=吉祥図案) が多く見られます。それらを例に挙げながら、中国の文化について解説してくださいました。今後、中国の陶器 や絵画を見る上での参考となる講義でした。

○第4回「アフガニスタンの珍しい陶器とその文様」
 前田 たつひこ氏(平山郁夫シルクロード美術館学芸部長)
 目にする機会が少ないアフガニスタンの陶器とその文様について。特に、連珠文と連珠帯に焦点を当て、スライドで 画像を映しながら、時代ごとの特徴や変遷、文化、思想について述べられました。連珠文は、日本の美術品の中にも見 られる文様であるため、参加者の関心は高かったようです。

 セミナーの概要

「第3期平山郁夫コレクション展」に関連した4回連続のセミナー。日本と国際社会との相互理解を深め る機会を提供することを目的としています。今シリーズは、土器と陶器をテーマに、広く西アジアから中国 にいたるユーラシア大陸各地の文明・文化の発達、受容、交流などについて専門の先生方にご講義いただきました。
セミナー風景2 セミナー風景3 セミナー風景4


 
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